2006年03月19日

また会える時まで 1

「HinataのGan☆がんな日々」のHinataさん ご逝去。

珍しく早起きした休日。
HANAちゃんブログにて知りました。

ご家族をはじめ親しかった方々のお気持ちは計り知れません。

ハミイ(ハミングバードさん)参りで初対面。

ハミ夫さん(ハミングバードさんご主人)も訃報を聞きつけお電話を下さいました。
Hinaちゃんのことを常に気に掛けていらしたそうです。

辛そうな体をかばいながらも、美しい笑顔で皆の話に優しく頷いていました。
「また会いたいな〜」と思わせるような魅力的な女性。
結局最初で最後となったけれど、出会えてヨカッタ!

今は気の利いたことは書けません。
病気という背景が私達にあることがとても悔しい。。。

手を伸ばせばいつでも皆の側にいることと信じています。

いつもここにいます.gif
ご冥福をお祈り致します。


posted by パト(PATO) at 22:42| Comment(8) | TrackBack(1) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月03日

二度目の雛祭

桃の節句*

私の雛人形は小さめの五段飾り。
実家に置いたまま、罰当たりな状態です。
娘の物は狭いマンション住いらしく親王飾り。
お顔と着物に惹かれて決めました。
今年はキッキの手が届かぬ場所に。

女雛

毎年雛祭は母娘で写真に納まってきました。
女の子の節句と言うことで、夫はカメラマン。

昨年は抗がん剤初投与直前の複雑な時期。
まだまだ不安だらけの日々でした。
右手は女雛の胸、左手は私の胸にあてて
「どうか病気を治してください」
と藁をもすがる思いでお願いしたことを思い出します。
これからも行事がある度、治療の記憶が重なるのでしょう。

例年ちらし寿司で祝っていましたが、今年は手巻きとなりました。
家族揃うのを待って、遅めの食事を頂きます*

posted by パト(PATO) at 20:06| Comment(14) | TrackBack(0) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月08日

1年目の礼状

前略
いつもお世話になっております。
早いものでセカンドで出会って今日で1年ですね。
私の直感は当たっていたと思います、いえ、思いたいです。
時には立場の違いから意思疎通が出来ないと心の中で嘆いたり、情報に踊らされ意見の相違で立ち往生したりしてますが。
大きな目標を抱えているのだから当然かもしれませんね。
お互い人間だから私利私欲もありますし、そう多くは求めていません。
私は納得して進みたい、そして一言二言でいいからコミュニケーションをとって安心したい。
そんなところです。
お陰様で治療も一段落し、前途多難ながらも日常に戻りつつあります。
ありがたい*
今年は密にお会いすることがないようにしたいのですが、私の名前や顔は忘れないで下さい。

「ヨロシク頼むよ、先生! 貴方は唯一の主治医ですから。」


posted by パト(PATO) at 18:13| Comment(6) | TrackBack(0) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月05日

告知という時間

細胞診 5段階中 4.5。
「〜 ほぼ癌です。しかしキチンと確定をしたいので、追加の検査いいでしょうか 〜」
まさかとの思いに夫婦して涙しながら聞いた話。

この世の終わりへのトンネルが出来た気がしてました。
「死」を抱えながらあとどれくらい。。。

その夜から乳がんとの格闘開始。
解消される不安、増える不安…いったい私の癌はどれくらい…。

1年経ってさまざまな経験をし、多くの人に出会い、こんな私でも成長したように思います。

無知だったあの日の自分に今の姿をみせてあげたい。

「私は相変わらず生きています。」
posted by パト(PATO) at 14:57| Comment(12) | TrackBack(0) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月31日

あの日から

テンション・ダウン中。

いつもは自分で叱咤激励してというか神経を麻痺させてハイテンションで過ごすことが多い日々。
その方が何事にも立ち向かって行ける気がするので。

鬱という感じではなく…。
心配事は前々からだし…。
ただただ単にダラケモードなだけかも。

曇り空の寒い本日。
アッ!昨年の今日は近場の総合病院で超音波を受け、怪しいゴツゴツのシコリを指摘された日。
細胞診記念日。
この日からネットで「乳がん」について少しずつ検索。
それでも確率は20%くらいの感覚でした。

ベリーショート、朝の薬、月一程度の通院、そんなところが病気の名残。
現在私は罹患前とほぼ変わらぬ生活に戻り、これからの方向性を模索中。

これからしばらくはプチ記念日が続きます。

「乳がん」
困難なことの始まりだったけど、今の私にも切っても切り離せない柱みたいなもの。
この1年、考え、感じ、喜怒哀楽、五感までも存分に活用。
無駄ではなかったな、そう実に有意義な時間だった。
命かけなきゃ得られなかったことかぁ。。。
人間追い詰められると底力が出るとのこと、私の底辺はどのくらいかな?
これからも訪れるであろうアクシデントに、自分の納得のいく選択をし邁進する所存でございます〜。

先はまだまだ長いけれど「へこたれないで行くべし!」だわ*
posted by パト(PATO) at 12:58| Comment(26) | TrackBack(0) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月29日

42の春

数え年42の夫、本厄。

早いなぁ〜彼と出会って早18年。
恐るべき年月の速さ。。。いろいろあって当然だわ。。。
苦楽を共によくぞ私に付いてきてくれたな〜って逆かぁ。

氏神神社にて厄払い。
午前中に行うべきことかと思い11時過ぎに着くと混雑気味。
結局12時過ぎに神殿に。

「どうか夫への災いが避けられますように。」
posted by パト(PATO) at 16:59| Comment(12) | TrackBack(0) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月22日

1月22日の物語

11年前の今日 − 日曜、午後7時15分、2750gだったかな*
微弱陣痛のため吸引分娩となり、「宇宙人」と言うか「らっきょう」のような頭の形で娘誕生*
「はじめまして、R子」


アップ

そして2006年1月22日(日)、新しい風 待望のキッキ参上*

ハ真キッキ

「キッキ、共に長生きしよう〜」

「R子、ハッピーバ-スデー」


<補足>
*微弱陣痛…陣痛が初めor途中から弱くなること。
*吸引分娩…吸引カップ(バキューム)を胎児の頭にあてて、
         陰圧で吸着させて引っ張り分娩を補助すること。
posted by パト(PATO) at 17:39| Comment(20) | TrackBack(0) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月03日

縁起物揃い踏

眺めて福を授かりましょう。


縁起物.jpg


滑稽な姿を眺めて笑いましょう。


鳥獣・猿.jpg


三が日、福並べ、これにておしまい。
posted by パト(PATO) at 00:00| Comment(12) | TrackBack(0) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月02日

神聖な源

神話の里


霧島神宮.jpg


また訪ねたい霧島神宮(クリック)


霧島.jpg


遠い地から開運祈願


そして本日は


氏神様参拝


氏神様


「修行の年から実りの年へ」


posted by パト(PATO) at 00:54| Comment(4) | TrackBack(0) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月01日

初春によせて

賀正

墨・戌.jpg


おめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。


福犬.jpg


実り多き戌の年でありますように。


犬人形.jpg


お犬様祈願「百発百中」

posted by パト(PATO) at 00:01| Comment(10) | TrackBack(0) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月31日

酉年*了

ハミングバード.bmp


さようなら2005年
修行の年よ


ハミングバード2.bmp


(ジャマイカの国鳥*ハミングバード)


氏神様へのお礼参りも済ませ、気持ちだけは新年を迎える準備が出来ました*
posted by パト(PATO) at 13:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月29日

2005もうじき幕

2005年 − 。

天中殺?大殺界?厄年(コレはありえないか?!)と…不吉なコト続きに参っていた昨年末の私。
今年は心機一転行くぞとばかりに、夫の前厄払いを家族揃ってすませ、意気揚揚と問題解決に勤しもうとしていた矢先。。。最後の一撃が。。。合掌*

心に染みる1年でありました。
少しずつですが前に進んでいるように思います。

ネットの恩恵を十二分に受け、そしてブログで新しい世界が開けました。
来年からの展開はやや「乳がん」から離れることも多いと思いますが、

「自分のために綴る日々の機微、
 誰かが読んで&見て下されば なお嬉」


という心意気で精進して参りたいと思います。

思いもかけず数多くの方々が、つたないブログを開いて下さる喜びは元気の素であります。
誠にありがとうございました*
来年もどうぞヨロシクお願い致します*


年末年始慌しくなりますので、ご挨拶を*
(31、1など記念のためにアップしたいとは思うのですが。。。未定)

posted by パト(PATO) at 14:26| Comment(14) | TrackBack(0) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月25日

聖なる願い

サンタさんへのお願いごと
(言葉バージョン)

今年も家族が長生きして809才まで生きられますように。
どろぼうやあきす、ごうとうが入ってきませんように。
火事や地しん、関東大しんさい、大きいじしん、戦争が絶対ないように。
宝くじで3億円当たりますように。
いい生活ができますように。
おかあさんのにゅうがんがなおって、さいはつ、てんい、しませんように。
けんか、りこんしないように、おかあさんとおとうさんが。
お願いします。

今年はいい子にします。



娘がサンタクロースに書いた手紙。
別のバージョンがあるのか不明ですが?!
プレゼントのリクエストを記した紙も添えてあります。
同じようなことを昨年も書いていました。
お願い事が一つ増えましたが。。。
彼女が寝た後、ソッと私の秘密の場所に仕舞います。

毎日コッソリお祈りもしているようで。。。
日頃は反抗期で微塵も見せない心の中。
子どもは皆、平和主義。

この手紙は私達夫婦への何よりものプレゼント*
posted by パト(PATO) at 01:35| Comment(12) | TrackBack(0) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月24日

慎ましい宴 *イヴ&クリスマス*

イエズス様の誕生日*
「 2005歳 おめでとうございます* 」
前夜祭のイヴは家族で慎ましい宴を催しました*


洗礼は受けなかったけれど、学生時代、貴方の逸話は数多く伺いました*
これからも皆をお守りください*


ケーキ&プレゼント.jpg

(娘がオーガニックの手作りケーキセットで作りました*)


皆様にも

Merry*Xmas


posted by パト(PATO) at 21:32| Comment(10) | TrackBack(0) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月20日

ハミングバード空へ旅立つ 3

追悼

本日11:00〜・静岡の地にて告別式
出掛ける準備の手を休め自宅にて1分ほど黙祷。
鎮魂歌に小鳥のさえずりが響く「ラヴィン・ユー」
乳がんで逝ったミニー・リパートンの歌。

32歳の妻、娘、姉妹を亡くされたご家族、そして親族や友人の方々の喪失感はいかばかりか…。
いつの日か心穏やかに思い出される日が来ますように。

「偶然はないんだよ」と言っていたハミちゃん*
この出来事もきっと意味のあることなのね。。。

最期の気高い姿は見ることが出来なかったけれど、
弔電には「ハミングバード 空へ羽ばたく」と入れたよ。
来年はハミイ参りに行くからヨロシク!

そして本日告別式に出席されたハミイ'ズ・ファミリィ(ブログ仲間)の皆様、ありがとうございました。
自分と同じ思いを伝えてもらえたような気がします。


追悼最後に。。。ハミちゃんの印象に残ったコメントを。

術後療法っていうのは効果が分からないものね。誰もが確かなものを得られない、そして先生もそれを与えることはできない。
治療が終わった私としては、日常の生活が戻ってきたことが思いのほか嬉しいよ。先生が治療を終わりにして好きなことをやりなさいと言っていた意味が分かった気がするなあ。これからも、迷いや悩みがつきまとうだろうけど、泣きたいときは泣いて、また前に進もうよ〜。パトさんのことを受け止めてくれる人はたくさんいるよ!
Posted by ハミングバード at 2005年10月19日 10:36
posted by パト(PATO) at 19:19| Comment(12) | TrackBack(2) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月19日

ハミングバード空へ旅立つ 2

追悼

本日18:00〜・静岡の地にてお通夜
出掛け先の横浜の路上にて1分ほど黙祷。

日常の雑務を行いながらも思い出し、時折涙が。
天に泣き言、恨み言を言えばいくらでも出てきます。
でも彼女は望んでいないだろうし、美しい言葉で送るのがふさわしいこの世での別れの形かと。

人生の土壇場で出会い、新しいチャンスを導いてくれました。
呼べば傍で聞いているのかもしれないけれど、貴方の姿が見れるのは40年後(?)私が涅槃に行くまでお預け。
これからもヨロシク*

告別式に行けるよう試行錯誤してみたけれど都合がつかず、別の形でお別れすることに。
年が明けたら改めてハミちゃんの魂に会ってこようかと思います。
明日行かれる皆様、どうか後日お話をお聞かせ下さいませ。
お気をつけて*


<easyさんよりお知らせ>
「あなたのさえずりを忘れない」記事(クリック)へのコメント、トラックバック、ハミングさんとこのコメント、トラックバックを印刷して、告別式持っていこうと思うの。
ご家族あるいは、ハミちゃんに持ってってもらえたらと思って。
風邪気味なので少々不安で、果たせなかったら、ごめん。。。でも、できるだけの事をしたくて。
20日早いから19日23:00締め切りで。
早い時間から印刷作業は始めるつもりです。
声を掛け合ってもらえればと思います。お願いします。


明日の告別式までハミちゃんの追悼をしようと思います。
posted by パト(PATO) at 18:52| Comment(10) | TrackBack(0) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月18日

ハミングバード空へ旅立つ 1

追悼

ハミングバードさん・2005年12月17日(土)17時41分・ご逝去

昨日夕方歩きながら彼女のことが頭を過ぎりました − 。

罹患して間もなくある方のブログのコメント欄にてハミちゃんと出会いました。
彼女のところへもお邪魔させてもらうようになり
「こんなステキなブログが出来たら*」と密かに思うように。
そして彼女の指南を受け開設。
交流し繋がりが増える喜び、書いて読んでもらえる楽しさ知り得ることが出来ました。
「きっかけはハミイから*」

初めて話した電話の声、
一回きりとなってしまったハミィズ・オフ会、
時折交わしたメール、
転移後痛い足を我慢してガタガタの字で書いてくれた手紙と関西オフ会土産の御守、
かけがえのない思い出 − 。

1年にも足らない時間だったけど、罹患後の私の人生の大事な時に出会ったキャンサーギフトのような存在。
この世で会えないのは寂しすぎるけれど。。。辛気臭くは書かないよ*

人間としての尊厳を保ち続けた彼女の姿勢は、私のこれから生きていく指針の大きな助けになると思います。

「小鳥のさえずりを聞いたらハミちゃんだと思うよ*」

http://humming-bird-0206.seesaa.net/

ご冥福をお祈り致します。


posted by パト(PATO) at 12:51| Comment(12) | TrackBack(1) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月05日

「パトよ」

パトよ おめでとう。
年を重ねることに抵抗していた貴方が思いのほか喜んでいるのがわかります。
昨年までは永遠に誕生日が来るような気がしていたでしょう。
でも今日は10年後の誕生日、いや5年後の誕生日も不安に思っている本音…。
決していつも考えてるわけではないけれど、時折訪れてくる暗闇のようなトンネル。

あの日から今まで感じたことのない不安を抱え、それについて考えましたね。
もしものときはいったい何が怖いのだろう…。
それを少しでも知り気持ちを立て直せば今後の糧になり、前向きに精一杯生きていけるかもしれないしね。
手術の時の全身麻酔 − そうアレなのかもね…コトッと意識がなくなって…。

無になる自分も怖いけれど…人に忘れられるのが怖いんだね。
今、貴方ががいなくなり、夫はこの先40年生きるかもしれない…そしたら貴方は40年前にいなくなった人間…娘にしてみれば70年前にいなくなった人間…。
それが妙に悲しくて怖かったんでしょう…。

「尊厳を保てる」「その日への準備が出来る」病気というけれど、今の貴方にはまだまだ悟りは無理のよう。
だから涅槃へ行くのお預けですよ。



誕生日に寄せて自分への手紙。
辛気臭いようだけど、うまくまとまらないけれど、今の気持ちを覚えておきたくて。

昨日はお祝いの催促に気を遣って頂いてコメントありがとうございました。
お陰様でいい誕生日を迎えることができました。
posted by パト(PATO) at 01:47| Comment(22) | TrackBack(0) | 特別な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする